リミットで計量パスの那須川天心、2・9キロ超過した田中の挑戦者に「競技者失格。ヤバい」

2024年07月19日 13:20

格闘技

リミットで計量パスの那須川天心、2・9キロ超過した田中の挑戦者に「競技者失格。ヤバい」
計量をパスしてポーズをとる那須川(右)とジョナサン・ロドリゲス(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【54.4キロ契約ノンタイトル戦   WBAバンタム級7位 那須川天心<12回戦>WBA同級4位 ジョナサン・ロドリゲス(米国) ( 2024年7月20日    東京・両国国技館 )】 あす20日に開催される「PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 9」の公式計量が19日、東京ドームホテルで行われた。プロボクシング4戦目で初の10回戦に臨むWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)は契約体重リミットの120ポンド(54.4キロ)で、WBA同級4位のジョナサン・ロドリゲス(25=米国)はリミットを400グラム下回る54.0キロで、ともに一発パスした。那須川は「呪術廻戦」のポーズ、ロドリゲスはマッスルポーズを披露した。
 那須川は18日の公式会見時よりも頬がややこけた印象で、両頬には那須川のロゴのタトゥーシール。「夏なんでね。ロゴもかっこいいしホット」とニヤリとした。事前に実施した予備計量で既にリミットに達しており、「減量は試合のたびに契約体重落ちてる。過去最低の体重なんで。ここからバンタムならあと1キロ。体も徐々にできているのもある。あと1キロが手こずるところだが、徐々につくっていきたい」と話した。

 試合のイメージを問われると「どうなるか分からないが、しっかりやってきたことを遂行できれば必然的に倒せると思う。無理に最初からガンガン行かず、流れのままに戦おうと思う」と抱負を述べた。計量ではWBO世界スーパーフライ級王者・田中恒成(畑中)に挑戦するジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)が2・9キロもオーバー。「競技者失格とは思う、3キロはヤバいっすよ」とあきれたが、最後はファンへ向け「(前戦から)約半年空いて、毎試合進化できていることは分かる。全ての動きにおいて変わった動きを見せられる。明日は勝ちにいく」と意気込んだ。

 キックボクシング42戦無敗の”神童”那須川はプロ3戦目となった今年1月のルイス・ロブレス(メキシコ)戦で相手棄権により初のTKO勝ち。タイトル戦も可能となる初の10回戦へ向け、距離を取ってスピードを生かす戦い方、接近戦での打ち合いに加えて、今回は駆け引きしながらあらゆる距離で戦うスタイルを身につけてきた。もっとも、早期のタイトル戦を期待する声には「やっぱ経験を積まないといけない。そこはトランキーロ(ゆっくり、焦んなよ)で」と否定的な見方を示している。

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