MBS2年目アナ「まえはるの進め!アナ街道」MBS2年目アナ「まえはるの進め!アナ街道」

言葉の精度を高めながら、現場に足を運び、感じたことをわかりやすく伝えていきたい

2022年10月05日 05:30

芸能

言葉の精度を高めながら、現場に足を運び、感じたことをわかりやすく伝えていきたい
言葉の精度を高めながら、わかりやすくお伝えしていきたいです Photo By スポニチ
 秋は食欲にスポーツ、読書などプライベートを楽しむ方も多いですよね。私も今秋は、先月から通い始めたサウナやピラティスを続けながら、英会話を始めようかなとも考えています。果たして続くのか不安なので、念のためここに記しておきます。
 一方、放送業界では、秋と聞くと「台風」が気になる季節です。先日も14号が「大型で非常に強い」というフレーズとともに列島に上陸しました。近畿各地でも列車の計画運休が相次ぐなど日常生活に影響を与えました。

 実際に私も和歌山県串本町から中継でお伝えしました。私にとって、台風中継は初めての経験でした。北海道で生まれ育った私はあまり台風を経験したことがなく、幼い頃から、TVの中にいるアナウンサーの現地リポートから、どのような状況をもたらすのかを学びました。そのせいか、現地からの状況を伝えることにアナウンサーとして使命感を覚えていました。

 当日の串本町は、道路標識を揺らす程の風と絶え間なく打ち寄せる高い波が発生していました。現場では恐る恐る待ち構えながら、何度も自治体に被害の最新状況を問い合わせ、予定を早めて町を後にする観光客や財産である船を大切そうに見つめる漁師の皆さんの声を集めて中継に挑みました。

 中継が繋がる瞬間まで状況がどう変化するかわからない緊張感と、自分の言葉で命を守ることができるかもしれないという責任感から、やりがいを持って挑むことが出来ました。10月改編で勤務が変わり、現場に行く機会が増えそうです。これからも言葉の精度を高めながら、直接現場に足を運び、見て聞いて感じたことをわかりやすくお伝えしていきたいです。

 ◇前田 春香(まえだ・はるか)1998年(平10)5月23日生まれ、北海道出身の24歳。慶応大法学部卒。2021年、MBS入社。特技は牛の乳しぼり、雪かき、旅先での防犯対策。座右の銘は「千里の道も一歩から」。担当番組に「せやねん!」「よんチャンTV」ほか。

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