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硫黄源泉掛け流し、廃寺の境内で全身ツルツル~栃木・奥塩原新湯温泉地区~

2019年11月27日 05:30

芸能

硫黄源泉掛け流し、廃寺の境内で全身ツルツル~栃木・奥塩原新湯温泉地区~
非常に濃い温泉で、入ると少しピリピリしますが全身ツルツルに Photo By スポニチ
 寺の境内に温泉が湧き、そこに設けられた浴場には湯治のために多くの人が集まったと言います。先月ご紹介した栃木県の塩原温泉郷から車で約10分の所にあるのが新湯(あらゆ)温泉地区。ユラユラと噴煙が上がる硫黄山の麓に広がる小さな温泉街です。
 山道では、真っ赤に色づいた紅葉のようなお尻をこちらに向けて逃げていくおサルさんたちにも出会いました。ここには地元の方々が日々利用する共同浴場が3つあり、今回私はそのうちの1つ「寺の湯」に行きました。

 過去には円谷寺という寺があったそうですが現在は廃寺となっています。木製の小屋には入り口が一つ。ドアの横にはアルミ製の箱が設置されていてそこに300円の利用料を入れるシステム。中には温度の違う2つの湯船があります。私は少しぬるめの方に入りました。

 刺激が強い泉質に分類される硫黄泉です。少し肌がピリピリする様な感覚と、立ち込める強い硫黄泉独特のにおいに、言われずとも源泉かけ流しだと分かります。出たり入ったりを繰り返し、全身丸ごと一皮むけた様にツルツルに。60代前後と見られる地元の男性が数人いらっしゃいました。

 私にはほとんど理解できない温かい方言が飛び交い、これがまた良いBGMに。湯上りには源泉に向かって合掌したくなる温泉でした。

 ◆奥塩原新湯温泉・寺の湯 栃木県那須塩原市湯本塩原にあり、男女混浴で利用は午前7時~午後6時(不定の清掃時は入浴不可)。問い合わせは塩原温泉観光協会まで。電話0287(32)4000。

 ◇大吉 洋平(おおよし・ようへい)1985年(昭60)8月23日、兵庫県生まれの34歳。甲南大卒。08年、MBSに入社。今年4月から総合司会を務める夕方の情報番組「ミント!」がスタート。昼間は積極的に取材に出掛け、「行ってミント、見てミント、分からない」を実践する。

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