【福岡・笹川賞】水面好相性 山崎「プロペラで何とかなりそう」
2013年05月21日 06:00
ボートレース
またファンの期待をエネルギーに変換することにもたけており、ファン参加型SGと言われる笹川賞は山崎にとって縁の深いタイトルになる。98年、初めて迎える地元SGで優勝。そして06年の戸田ではファン投票1位で堂々の優勝。これは野中和夫以来、30年ぶり史上2人目の快挙。プレッシャーとは無縁のスター性を見せつけた。
当地との水面相性も問題なし。近年はSGでの登場のみだが、過去の実績は大きくSG1V、G13Vを含む計5V。「相性はいいと思っている」と、自身も良いイメージをもっている。引いたエンジンは中堅機。「普通ですかねえ」と手応えを語る山崎には、どこか余裕のようなものが感じられた。
前々走、地元桐生のGWシリーズでは2連対率26%のワースト機を上位級に仕上げて準優勝。前走の平和島周年記念でも27%の低調機で優勝戦4着と結果を出しており、「プロペラ…雰囲気あるね」と調整に自信。そして「プロペラで何とかなりそう」と、早くも見通しを立てているのだ。
地元のエース・瓜生の凱旋Vロードを阻止するのは、千両役者・山崎に違いない。
◆山崎 智也(やまざき・ともや)1974年(昭49)3月11日、群馬県生まれの39歳。群馬支部。92年9月登録の71期生で同期は馬袋義則、海野ゆかり、深川真二ら。10年12月に横西奏恵さん(引退)と結婚。通算優勝回数はSG7V、G1・21Vを含む66V。生涯賞金は19億5392万円。1メートル65、51キロ、血液型A。