キズナ骨折!春天レース中発症か 宝塚絶望、凱旋門賞も白紙
2014年05月07日 05:30
競馬
順調なら宝塚記念に出走予定で「巻き返したい」(武豊)、「また盛り返しましょう」(佐々木師)と陣営は雪辱を期していたが、無念の戦線離脱を余儀なくされた。なお詳細は7日にも、厩舎サイドから発表される見込み。
▼凱旋門賞 第1次世界大戦が終わり、仏競馬が復活した機会に、仏を代表する競走を新設したいと考えた当時の統括機関が「若馬と古馬の2400メートル戦、10月第1日曜日開催」の大一番を構想。1920年、既に1882年から使われていた「凱旋門賞」のレース名をこのビッグレースに移し施行された。欧州競馬を締めくくる一戦であり、米ブリーダーズC、ドバイワールドCと並ぶ世界最高峰レースの一つ。今年から総賞金を従来の480万ユーロ(約6億8000万円)から500万ユーロ(約7億900万円)に増額し、ドバイワールドC(1000万ドル=約10億2250万円)に次ぐ世界2位、芝のレースでは世界最高額となった。
≪ダービー馬の主な骨折≫
▼トウカイテイオー 91年ダービーを6戦無敗で制覇。しかし、レース後に歩様が乱れたため、当日夕方から夜にかけてエックス線検査を2度行ったところ左寛ハ行と診断された。念のため東京競馬場に滞在し、3日後にあらためてエックス線検査を行ったところ左後肢第3足根骨折で全治6カ月と判明。3冠が夢と消えた。
▼サニーブライアン 97年ダービーを逃げ切って2冠達成。しかし、2日後に左前脚の異常を発見。診察の結果、左トウ骨遠位端骨折と判明した。全治6カ月の重傷。放牧に出されて復帰を目指したが、結局ダービーがラストランとなった。