【ドバイワールドC】エピファ世界一仕上げ!角居師2度目快挙へ
2015年03月26日 05:30
競馬
昨年のジャパンCは4馬身差の圧勝。騎乗したスミヨンが「今まで乗った日本馬の中で一番強い」と絶賛したほど。ただ今回は実績のある芝ではなく、異例ともいえるダート挑戦。その理由について、師は「スミヨンからのアドバイスもあった」と明かした。だが、理由はこれだけではない。「菊花賞やジャパンCはうまくいったけど、もともと引っ掛かりやすい馬」と気性面について言及。「ヨーロッパの馬が出てくる芝のレースだとペースが遅くなる可能性もある。先行力があるアメリカのダート馬がいる方が、レースはしやすくなる」と説明した。
4年ぶりにこのレースに参戦する角居師は、ドバイレーシングクラブ主催の会見冒頭で「お帰りなさい」と歓迎を受けた。11年東日本大震災の直後に行われた、ドバイワールドCはヴィクトワールピサで感動V。「日本を勇気づけようと一致団結して臨んだ。一番いい結果が出て、本当に良かった」と振り返った。
日本の競馬ファンに再び、感動を与える準備は整った。19日のドバイ入り後も調整は順調。師は「香港にも遠征した経験があるし、馬はタフになっている」と目を細めながら、「(レース当日に開催されるパレードの)花火は慣れてないと思うし大変かも」と笑いを誘う余裕を見せた。
枠順は外寄り8番に決定。師は「ストライドが大きい馬。内の馬を見ながら行けるし、ちょうどいい」と歓迎ムード。世界で数々のタイトルを手にしてきた名トレーナーには、2度目の快挙が視界に入っている。