【桜花賞】8戦のキャリア不気味 トーセンラーク半馬身先着

2015年04月09日 05:30

競馬

【桜花賞】8戦のキャリア不気味 トーセンラーク半馬身先着
3頭併せの真ん中で追い切ったトーセンラーク
 【G1ドキュメント=8日】みぞれはやまず、開門時は「4度」だったスタンドの寒暖計は3度→2度と下がる一方。小田はストーブが恋しくて!?2階の調教師席に飛び込んだわけではないが…。眼前でストップウオッチを押す菅原師の真剣な背中に引き込まれた。
 Wコースではトーセンラークが追い切りの最中。3頭併せの真ん中で、手応え良く半馬身先着した。4F59秒5~1F13秒3。「輸送もあるから、しまいしかやっていないけどね。馬の間をスッと抜けるように…。そういうレースをしたいという気持ちで、ジョッキー(吉田隼)に乗ってもらった」。その柔和な顔が、青写真通りの仕上げの証拠だ。

 大外枠が響いたフェアリーS7着後はフィリーズレビューをパスし、直行で挑戦。「爪の方は大丈夫。秋の東京と同じぐらいで出せる」と続けた。秋の東京といえば、アルテミスS(3着)のこと。3番手から機敏に伸び、1着ココロノアイと0秒2差。チューリップ賞も勝ち、V候補との接戦を考えれば、ノーチャンスではない。小田は1階に下り、吉田隼の元へ。「反応、良かったです。道悪は大丈夫。洋芝でも結果が出ているし、将来はダートも…と思える馬なので」と、ずぶ濡れで手応えを明かしてくれた。

 毎週、雨の影響を受ける阪神はパンパンの馬場は望みにくい状況。交流G2兵庫ジュニアGP(3着)を含め、全国&馬場を問わずに走ってきた8戦のキャリアは不気味…。寒さで震えていた小田の体はいつしか、ホットになっていた。

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