【高松宮記念】ヒルノデイバロー 強運+“勝たせ方”知る陣営
2016年03月23日 05:30
競馬
昆厩舎の大仲(スタッフ詰め所)に誇らしげに掲げられている厩舎の大先輩ローレルゲレイロのG1優勝ゼッケン。2枚のうち一つは09年高松宮記念のもの。当時、ゲレイロの調教をつけていたのが上籠助手だった。「勝った瞬間はゾッとした。テキ(昆師)と抱き合って泣いて喜んだよ」と懐かしそう。「ゲレイロとは香港もドバイも一緒に行ったから思い入れがあるね。ひっくり返ったり、やんちゃな野生児だったけど、カメラがあると止まってポーズをとるんだよ」と心温まる話を聞かせてくれた。
高松宮記念の“勝たせ方”を知っている同助手。「重い中京の馬場は合いそうだし、まだ可能性を秘めている。G1はめったに繰り上がらないからね。運はあるのかもしれない」。レースでももう一度、デイバローに競馬の神様がほほ笑むかもしれない。