【フェブラリーS】G1初挑戦Vへ!岩田+バッケンで“万馬券”
2017年02月17日 05:30
競馬
運に加えて上昇度も魅力だ。昨年10月に藤森Sを勝ってオープン復帰を果たすと、その後も1、2、3着と安定した走りを続けている。重賞初挑戦の前走・根岸Sは直線で前が詰まりながら、ゴール前は猛然と伸びて3着に浮上。その末脚が重賞でも通用することを示した。デビュー時は490キロだった馬体が近3走は526キロ。師は「馬体が大きくなって、イレ込みもだいぶマシになってきた。肉体面も精神面も成長してきた」と目を細める。最終追い切りは坂路4F52秒0の自己ベスト。状態は申し分ない。
鞍上・岩田も一発を狙っている。中央G1・24勝の“ハンター”も昨年は中央重賞未勝利。勝ち星も68勝にとどまった。だが、今年は愛知杯(マキシマムドパリ)で久々の美酒に酔い、勝利数も既に10勝に達している。次男の望来(みらい)はJRA競馬学校騎手課程35期生(1年生)として奮闘中。「時々電話がかかってきて話をする。俺も頑張らなと思うよ」。父子対決の日を心待ちにしながら、自身の完全復活を期している。
12年に7番人気のテスタマッタで鮮やかな追い込みVを決めた名手は「根岸Sは進路の選び方を失敗して2回詰まった。それでも最後はよく伸びている」と前走で能力を再確認。「折り合いと直線のさばきがポイント。カフジテイクの前から先にうまくさばきたい」とイメージを膨らませている。目指すはG1初挑戦Vの偉業。冬のダート頂上決戦で、驚がくの「バッケンレコード」が飛び出すかもしれない。