3歳馬による「第20回クラウンC」が5日、ナイター開幕週の川崎で行われ、単勝1・4倍の断然人気ローズジュレップが圧勝した。浦和移籍2戦目で南関初V。重賞制覇は北海道在籍時の16年G2兵庫ジュニアGP以来2度目。2着セイジーニアスと共にクラシック羽田盃(5月10日、大井1800メートル)の優先出走権を獲得した。
ローズジュレップが抜群のスピードでハナへ。最後は後続を7馬身ちぎった。「少しスタートは悪かったけどマイペースで行けた。他の馬にとってはハイペースだったと思う。初めて乗せてもらったが乗り心地もいいし、さすがだなと思った」と吉原。小久保師は「負けちゃいけないレースだった。距離延長も心配していない」と南関3冠第1弾の羽田盃へ向け、表情を引き締めた。
◇ローズジュレップ 父ロージズインメイ 母タニノジュレップ(母の父コロナドズクエスト) 牡3歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・ノルマンディーサラブレッドレーシング 生産者・北海道新ひだか町の岡田スタッド 戦績10戦5勝(南関東3戦1勝) 総獲得賞金4930万円。