【NHKマイルC】千六で巻き返す!真価発揮だアウトライアーズ
2017年05月02日 05:30
競馬
レコード決着となった皐月賞。1、2着は高速馬場の内を突き進んだ馬だった。同馬は外から勝負を懸けた直線で脚は使ったものの、差を詰めるので精いっぱい。師は「当日の馬場は内が伸びていたし、あの展開で外を突き抜けたら化け物。ただ、通った位置もあるけど、結局は距離だったんじゃないかな」と壁を指摘した。
父はオールマイティーなヴィクトワールピサだが、母ウィストラムは7F以下で3勝。母の父がNHKマイルC優勝馬クロフネを出したフレンチデピュティと、母系は明確な短距離血統だ。「入厩した頃は脚が長くてスラッとしていたのが、だいぶ体がガシっとなってきている。(精神的にも)マイルなら掛かる心配がないしね」と師。現に新馬戦2着、ひいらぎ賞Vとマイルでの連対外はなし。力が最大に発揮できる舞台の可能性は高い。
中2週での参戦で調整は状態キープに主眼を置くが、精神的な上積みはありそうだ。指揮官は「前走より気持ちが入ってきた。その分でもマイルが合うと思っている。中山は差せない馬場だったけど、東京でうまく外を差せたら」。師が管理するロードクエストも昨年の皐月賞大敗(8着)からNHKマイルCで2着に好走。陣営の青写真には早くから描かれていたマイルG1獲り。言い訳のできない舞台でライアーズの真価が試される。