菊花賞を制したキセキ(牡3=角居)はレースから一夜明けた23日、栗東トレセンの自厩舎で静養した。愛馬の様子を確認した清山助手は「落ち着いてるし、普段と変わらないたたずまい。本当に激しい競馬をしてきたのかな…と、違う意味でびっくりさせられますね」と笑みを浮かべた。
元ジョッキーの清山助手が、G1・7勝馬のウオッカなどと並んで「今まで乗ってきた中で3本の指に入る」と称する逸材。それだけに、G1を勝てたことに安どする一方、「完成はまだまだ先だと思うし、責任も感じますね」と気を引き締める。今後は未定。「目に見えない疲労も確認してから、先生とオーナーが相談して決めることになるでしょう」と結んだ。