ハイレベルな4歳世代の新星モズアスコットは、坂路で鋭い伸びを見せた。先輩オープン馬のリーゼントロック(7歳)と併せ、軽く気合をつけただけで瞬時に反応し4馬身先着。ラスト1F11秒7は、この日の最速タイムだった。玉井助手は「やり過ぎずソフト過ぎず、ちょうどいいと思う。時計的にも文句ないですね」と好感触を口にする。
昨夏の未勝利から4連勝を飾ったフランケル産駒。重賞初挑戦の阪神C(4着)もG1級の強敵相手に、見せ場をつくった。「いい経験になったかな。力を出せれば、やれる手応えはつかめた」と振り返る。鞍上のルメールとは500万→1000万を連勝して以来、3度目のコンビ。先週のダイヤモンドSで今年重賞初制覇を飾った鞍上は「前走は凄くいい競馬をしていた。今年は重賞でもチャンスはあると思う」と2週連続重賞Vを狙っていた。