【会田オーナーに聞く】JRA馬に負けない馬づくりできる
2018年03月14日 05:30
競馬
――地方各地にも所有馬がいる。
「各場のシステムを勉強するためと、その地のトップ厩舎に預けることが多いのですが皆さんいろいろな考え方があり、とても面白い」
――ハッピーグリンは道営から直接JRAクラシックを目指す。
「各地のトップトレーナーと強い馬づくりについて話すのですが“坂路だ”と言う人がいれば“坂路があっても乗り手に技術がないと生かし切れない”と言う人もいます。門別は坂路があってさらに技術にたけた騎手が調教をつけてくれる。それを生かせばJRA馬に負けない馬づくりができると考えています」
――3着までに入れば皐月賞切符獲得。
「地方競馬の馬主をやっていると、地方よりJRAという空気を感じます。そういう中でJRA馬を倒して魅了するというのは、地方競馬のテーマ。勝って次につながれば最高ですね」
◆会田 裕一(あいだ・ゆういち)1982年(昭57)5月20日生まれ、埼玉県出身の35歳。ビデオテープをデジタル化する「ダビングスタジオ」、結婚式向けの映像制作を請け負う「結婚式ムービー.com」を運営する株式会社ネガポジの代表取締役社長。さくらコマースに勤めていた叔父の影響で競馬を知る。馬主はシンガポールで共有馬主となったのを皮切りにJRAのクラブ法人で約20頭に出資。14年8月にNAR馬主資格を取得。18年7月にはJRA馬主資格を申請予定。