【細原・騎手で獲る 特別編】24日中山11R 成長ピークのトーセンバジルが重賞初V決める
2018年03月24日 08:00
競馬
2・パワータイプだがダートは苦手
3・切れる脚に欠ける
4・内回り・小回りコースが得意
5・古馬になってからの成長力は…
総合すると「ローカルでは狙えるが、本場では…」と、いったところ。だが、昨秋のディアドラ(秋華賞)→モズカッチャン(エリザベス女王杯)→ペルシアンナイト(マイルCS)と、現4歳世代が立て続けにG1制覇。「瞬発力では、ディープインパクト産駒に劣る」と揶揄(やゆ)されてきたが、その雑音を吹き飛ばす活躍だった。記者も“北海道シリーズで買い”と呪文のように唱え続けていたが、重厚なストライドで走る姿を見て評価を改めるようになった。
新馬から完成度の高い馬が多く早熟血統では!? この課題も6歳トーセンバジル(中山11R・日経賞)が吹き飛ばしてくれるだろう。デビューからトモの緩さが抜けきれなかったが、4歳秋を迎えて本格化。オープン入り後は、あえて強豪相手に戦い精神面を鍛え上げてきた。「走りがしっかりとして成長していますね」と久保助手。前走の香港ヴァーズはG17勝のハイランドリール相手に3着と、世界の強豪相手に通用する力を示した。個人的な意見だが、天皇賞・秋出走なら間違いなく、勝ち負けになっていたはず。ここ重賞初制覇は通過点。今年はビッグタイトルをつかむ。馬券は馬単。相手はガンコ、ロードヴァンドール、ショウナンバッハ本線。キセキ、ゼーヴィント、サクラアンプルールを押さえる。