【大井・羽田盃】ファイト、重賞3連勝で1冠目奪取
2018年05月10日 05:30
競馬
「外から馬が来たし、変に押さえるよりは行った方がいい」と瞬時に気持ちを切り替え、腹を据えた。その後も隊列は乱れず、リコーワルサーが2番手からびっしりマークする展開。直線もそのワルサーが外から迫るが、そこでまたひと伸び。最後まで先頭を譲ることなく真っ先にゴールを駆け抜けた。
「序盤仕掛けて行ったがかかるところもなく馬の成長を感じた。馬にとっては凄くしんどい競馬をさせたが本当によく踏ん張ってくれた」と本橋は愛馬をねぎらった。矢野師は「1番人気だったしホッとした。だんだん力をつけてきて、馬に風格が出てきた。次はダービーへ向けてきっちり仕上げたい」と表情を引き締めた。師弟でつかんだ第1冠。次はその絆を武器に加えて大一番を制するつもりだ。
◆ヤマノファイト 父エスポワールシチー 母ケイアイリード(母の父フォーティナイナー) 牡3歳 船橋・矢野義幸厩舎 馬主・山口明彦氏 生産者・北海道平取町の山口明彦氏 戦績12戦7勝(南関東3戦3勝) 総獲得賞金7735万円。