【ヴィクトリアM】ソウル、ルメール連覇の鍵は緊張緩和
2018年05月10日 05:30
競馬
「藤沢先生(藤沢和師)には速過ぎない軽い軽い追い切りをリクエストされた。でも、馬がとても行きたがった。息は入ったけど、ずっとハミを取ってあまりリラックスしていなかった。ちょっと大変だった」
――4歳春になってどう変わった。
「3歳時よりさらにパワーが付いた。特に口に力を付けたから(ハミで)抑えるのが大変。気持ちが入り過ぎているんだ」
――体調自体は。
「元気そうね。反応が良かったし、走りたがっている。特に、追い切りの前後はとても元気。元気過ぎるぐらい。ただ、レースのときにリラックスできなかったら大変かも。昨秋もテンションが高くて、折り合いが大変だったから」
――前走(阪神牝馬S)もリラックスできなかった?
「状態は良かったが、残念な結果だった。ペースがとても遅かったせいでスタートしてすぐにハミを取ってしまった。脚がたまらなかった。ちょっと痛い展開。途中からポジションを上げていったけど、最後は突然バテた。瞬発力(勝負)の競馬も向いていないのかも」
――今度の東京マイルの舞台はどうなのか。
「(ペースが速くなる)マイル戦はちょうどいい。リラックスするために速いペースが必要な馬だからね。東京で何度か勝っているように長い直線も向いている」
――戦法などは。
「ペースや枠順によるけど、リラックスできれば最後にいい脚を使う馬。後ろのポジションから行く方がいいと思う。いいポジションを取れば、たぶん引っ掛かるから。とにかく、リラックスできるかが問題。枠順は(抜け出す時に)少しスペースが必要だから外枠が欲しい」
――ノーチャンスではない?
「まだ大きなポテンシャルも持っていると思う。その点には自信がある。ただ、いい競馬をするにはリラックスしなければならない」