オートレース第34期候補生の入所式が11日、茨城県下妻市の筑波サーキット内にある選手養成所で行われた。養成人数は20人(男子15人、女子5人)。19年5月末まで約9カ月にわたる養成期間を経て、順調なら19年6月にプロレーサーとしてデビューを果たす。
未来のサトマヤを目指し、5人の女子候補生が厳しい訓練に立ち向かう。飯塚支部のトップレーサーとして活躍する桝崎陽介(37)の遠戚にあたる星名(20、せな)は「合格を知った瞬間は驚いた。ファンの期待に応えられるような選手になりたい」と引き締まった表情でコメント。また、現役ボートレーサー早川尚人(36=大阪)の妹・瑞穂(26)は関西地区にオートレース場がない現状に触れ、「大阪でオートレースの人気が上がるように頑張りたい」と語った。
特例合格者は2人で、16年「全日本ロードレースJ―GP2」年間ランキング6位の上和田拓海(22)と、16年「トライアル世界選手権」出場の野本佳章(30)。現役選手の関係者は石川岳彦(50=伊勢崎)の長男・哲也(23)、長田恭徳(23=山陽)の弟・稚也(17、まさや)、米里信秀(56=伊勢崎)の長男・崇徳(23)。