女子初S級オートレーサーの益引退 古傷の膝痛回復せず決断

2018年10月24日 05:30

オート

女子初S級オートレーサーの益引退 古傷の膝痛回復せず決断
15年、川口で優勝した益 Photo By 提供写真
 女子初のS級オートレーサーとして活躍した元モトクロス女王の益春菜(32=川口)が23日に引退を届け出、選手登録が削除された。モトクロス時代からの古傷である膝の半月板損傷の影響もあって近況はレースに参加できず、約5年3カ月の選手生活に自らピリオドを打った。益は「この2年間は膝の痛みに耐えがたく手術と治療を続けてまいりましたが、復帰するまでには回復せず気持ちもだんだんと持たなくなり、引退を決断いたしました。全ての人たちに心より感謝いたします」とコメントした。
 13年7月に川口オートでデビュー戦白星をマーク。15年1月に川口でデビュー初Vを達成するなど活躍し、同年10月から適用の15年度後期適用ランクで女子レーサー初のS級(40位)へ昇格した。通算4V、1着84回。今年4月19日の川口6R(1着)が最後のレースだった。

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