【チャンピオンズC】ウェスター出番来た!ツキ明かり差す
2018年11月28日 05:30
競馬
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佐々木師は「前走は不利があって気持ちが切れてしまったね。大敗してもおかしくない展開になったけど、大きく崩れていない」と悔しさをにじませながら振り返った。
初勝利までに8戦を要したが、デビュー時から陣営は、その素質を高く評価。「裂蹄で長く休養していたが、休ませている間に馬が完成した。それを感じたのは復帰初戦の津軽海峡特別。35秒9の上がりで勝ったときに重賞級の器だと確信。2走前のシリウスSで35秒1の上がりを使った時にはG1級だと思った」と手放しで褒めちぎった。
前走後は連日、坂路を登坂して入念に乗り込まれている。1週前の追い切りはショウリュウイクゾ(2歳500万)と併せ馬で4F53秒9〜1F13秒0をマーク。相手は攻め駆けするタイプで後れを取ったものの、終始手応えに余裕を残して、軽快な脚さばきで活気に満ちあふれていた。
師は最後にレースに向けての意気込みを語った。「馬が競馬を知っているし、藤岡佑騎手で勝っているので、乗り替わりの不安はない。G1なので超スローペースにはならないでしょう。強い相手はそろっているが、最大のセールスポイントである瞬発力をうまく引き出すことができればチャンスは十分にある」と力強く締めくくった。
伏兵馬とは言わせない。虎視眈々(たんたん)と、13年の日本ダービー(キズナ)以来となる5年ぶりの平地G1制覇へ。師は静かに闘志を燃やす。