【阪神JF】鬼脚!ファンタジーが2歳女王 9週連続外国人騎手G1制覇
2018年12月10日 05:30
競馬
8日の中日新聞杯(ギベオン)と合わせ、自身初の土日重賞制覇。13年桜花賞(アユサン)、17年ホープフルS(タイムフライヤー)に続くJRA・GI3勝目。「毎年GIを勝つのが目標。メッチャうれしい。ジャパン、メッチャ大好き」。満面の笑みを浮かべた。
14年開業の中内田師は17年朝日杯FS(ダノンプレミアム)に続く2年連続2歳GI制覇。ヴゼットジョリーやフロンティア、ベルーガと合わせて2歳重賞7勝目。2歳戦は出色の強さだ。「いい馬を預けていただいているから」と同師。1週前追い切りはC・デムーロに手綱を委ねて負荷をかけ、最終追いでは自らまたがって絶妙なサジ加減で仕上げきった。「前走後も引き続きいい状態をキープ。無事レースを迎えられた」と胸をなで下ろした。
6月の新馬戦こそグランアレグリアの2着に敗れたが夏を越して心身ともに成長。未勝利、ファンタジーSに続く3連勝で秋を締めくくった。「直線は応援する気持ちで頑張ってくれと願っていた。牝馬なので来年、狙うところは桜花賞(4月7日、阪神)。まだ成長してくれるはず。この後も無事にいってくれたら」。視線はすでに来春へ。朝日杯FS出走のグランアレグリア、さらにはクロノジェネシスとの再戦か。熱い桜花賞となりそうだが、まずは、しばし英気を養い、クラシック戦線に備える。