【朝日杯FS】ケイデンスの一撃!安田隆師「文句なし」

2018年12月12日 05:30

競馬

【朝日杯FS】ケイデンスの一撃!安田隆師「文句なし」
厩舎周りで運動するケイデンスコール Photo By 提供写真
 無敗馬が4頭登録している朝日杯FSだが“旬の男”ケイデンスコールも侮れない。父はロードカナロアで、今年“4冠奪取”を果たしたアーモンドアイを筆頭に産駒がG1・5勝を含む重賞11勝の大活躍。鞍上は先週の阪神JFをダノンファンタジーで制したC・デムーロと勢いは十分だ。ケイデンスはここまで3戦2勝で無敗馬の1頭アドマイヤマーズに新馬戦で2着に敗れただけ。ロードカナロアも管理した安田隆厩舎が自信を持ってリベンジを狙う。
 今年の“ヒット商品”には「安室奈美恵」や「TikTok」が挙げられているが、競馬の世界では4冠制覇を果たしたアーモンドアイであり、その父ロードカナロアだろう。現役時代は名うてのスプリンターとして鳴らしたカナロアだったが、産駒の活躍は芝、ダートを合わせ多岐にわたっている。

 カナロアの躍進に目を細めるのは現役時代の同馬を管理した安田隆師だ。「産駒は父親に似て利口で賢く、乗り手に従順。自在性がある」と称賛の言葉を並べ、いかにもうれしそう。そんな指揮官に唯一不満があるとすれば、カナロア産駒でまだG1を手にしてないことだろう。朝日杯FSのケイデンスコールに力が入るのは当然か。

 「先週も後ろから行った馬が、差し切っていたからね。この馬にも決め手があるから」。振り返ったのは、阪神JFを豪快に差し切ったダノンファンタジー。直線を猛然と追い上げ、鞍上で躍動しゴールするクリスチャン(デムーロ)にケイデンスの姿を重ね合わせたのは言うまでもない。外差しが利く馬場も歓迎だ。

 「先週追い切りに乗ってジョッキーも“乗りやすい”と言っていた。動きに関しては抜群。仕上がりは文句なしです」

 前哨戦に使えなかった不利はあるが乗り込みは十分。中111日でも動きを見る限り割引材料にはならない。

 11月のマイルCSを同じロードカナロア産駒の3歳馬ステルヴィオが制した。アーモンドアイを特例として産駒が最も力を出せるのがマイル戦だということに異論はないはず。ケイデンスもこれから超一流の道を駆け上がる。

 <Cadence Call>とは軍隊が訓練時に唱和する、♪俺たちゃ絶対負けないぞ〜のような行進曲。新たに鞍上に迎えるクリスチャンの鼓舞激励でケイデンスの進撃が始まる。

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