【ドバイターフ】アーモンド文句なし、海外メディアも熱視線
2019年03月14日 05:30
競馬
Wコースではち切れんばかりに膨らんだトモを伸縮させ、ルメールを背にリズム良くロジチャリス(7歳オープン)、ケイブルグラム(6歳障害未勝利)を追走。直線内から馬なりで2馬身突き抜けた。6F80秒4~1F11秒7。鞍上が微動だにしなくとも、抜け出す瞬間はスパンと音が聞こえそうだった。
「先週に比べ今日は最初からリラックスしていた。ちょうど良かった。早い反応で凄くいい脚。コンディションはジャパンCくらいにはある」。主戦は確固たる自信を漂わせた。
ドバイTVにライバルについて聞かれると「昨年のドバイはゴドルフィンがタイトルを独占。スーパーサタデー(9日)もそう。あちらは地元のアドバンテージがある。でも自分もアーモンドアイについては、たくさんの自信がある。ポテンシャルを信じている」と胸を張った。ターフの前哨戦でもあるG1ジェベルハッタ(芝1800メートル)で1~3着を独占した“青の軍団”を警戒しつつも「大丈夫」と肩の力を抜いた。
国枝師も人馬を頼もしそうに見つめ、泰然自若。「見ての通り順調。ルメールも満足。あとはこのまま行けば。20日(成田から関空経由)出国で17か18日に少しやるかどうか。具合を見て微調整するだけ」。あるがままのアーモンドアイで世界に通用する。陣営の自信がカメラ越しに世界にも伝わったはずだ。