【天皇賞・春】坂路で復活 クリンチャー、昨年の再現を
2019年04月26日 05:30
競馬
坂路で追い切った。これには、はっきりとした意味がある。「17年菊花賞、昨年の天皇賞・春(3着)とも坂路で追い切って結果を出した。当時と同じ形にしたんだ」。動きも上々。特に残り200メートルで馬が自ら気合を入れ直し、力感がこもったあたりが良かった。競走馬にとって最も大切な前向きさが完全に戻った。
典型的ステイヤーであることは、はっきりしている。前述の17年菊花賞、昨年の天皇賞・春だけでなく、昨年の阪神大賞典も3着だった。超スローからの上がり勝負では苦しいが、序盤からスタミナの削り合いになれば、最後にジリジリと浮上してくるはずだ。きついラップに音を上げる馬が増えるほど、チャンスが膨らむ。