ゴールドサーベラスの最終追いに菜七子は騎乗しなかったが、北C(ダート)コースの併せ馬で軽快な動きを見せた。先行したグランティエラ(5歳2勝クラス)を2馬身追走。直線で内に併せると馬なりで余力を残して併入した。清水英師は「いい動きだった。攻め馬で難しい面を見せる馬だが、久々にいい併せ馬ができた。夏は強くないタイプだが、まだ我慢できる暑さ。状態はいい」と満足の表情を見せた。
菜七子が騎乗した前走・谷川岳Sは大外を追い込んでの4着。師は「うまく乗った。文句なし」と評価した上で「距離は微妙だが2走前の福島民報杯(8着)は仕掛けを急ぎ過ぎた。前走のようにじっくり構えればこなせるはず」と期待する。「彼女は競馬に対して真面目に取り組んでいる。だから勝たせてあげたいね」。たくさんの愛情を胸に重賞初Vを目指す。