【七夕賞】菜七子サーベラス 貧欲さも女王級、重賞初Vも頂く!!
2019年07月04日 05:30
競馬
「本当にたくさんの人に“おめでとう”と言ってもらえて、いろいろな国、レースでまた勝ちたいなって気持ちがより強くなりました」
ウィメンジョッキーズW杯を振り返り、「多くのことを勉強、吸収できたらいいなと思っていたので、本当に良い経験になった」。世界各国から集まった女性ライダーたちとの交流も刺激になった様子で、「その国、その国の事情が違って、日本にいたら知らなかったようなことをたくさん知りました。新聞で見る情報と本人から聞く話は実際は全く違った」と充実感を漂わせた。
海外遠征の収穫を手に、7日に自身15度目のJRA重賞挑戦となる「七夕賞」に挑む。相棒のゴールドサーベラスは前走・谷川岳Sで騎乗し、11番人気ながら4着に持ってきた。「前走のようにしまいの脚を生かす競馬を福島でもしたい」とイメージを膨らませる。
菜七子は昨年にデビュー以降初めて「7月7日」七夕騎乗を福島で果たし、2R(3歳未勝利牝馬限定戦)で7番人気コパノステラートで快勝。JRA女性騎手史上初の2年連続2桁勝利を達成した。「七夕賞」のゴールドサーベラスも伏兵の位置付けではあるが、前走1600メートル戦の馬は過去10年で【2・1・3・8】と出色の存在。今年の登録馬で前走1600メートル戦組はゴールドサーベラスとマルターズアポジーの2頭だけで、好走の可能性を十分に秘めている。
重賞で初めて兄弟子の丸山、野中との対決も実現する中、「しっかり、負けないように頑張りたい」と菜七子。「(目標は変わらず)次の1勝。でも、多くの人が喜んでくれる姿を見て、より勝ちたいと思うようになりました」。世界制覇の次は、国内重賞制覇。2週連続の快挙に向け、より貪欲に乗る。