【紫苑S】“王道ローテ”フェアリー、東のトライアル好走から秋華賞Vへ
2019年09月04日 05:30
競馬
初めて重賞に挑戦したフローラSでも、不利な大外枠から0秒1差の5着健闘。続くオークス(16着)はG1の壁にはね返されたが「東京への輸送が2回続いたし、見えない疲れもあったのかも」と振り返った。
夏場は放牧でリフレッシュ。「体は大きくなったし、春より力強さが増していますね」と成長を感じ取る。火曜は開門直後の2頭目に坂路をスタートすると軽快に駆け上がり、4F61秒4。「普段から、おとなしく扱いやすいんですよ」と言うように、調教後は厩舎の洗い場でリラックスした表情を浮かべていた。
開業5年目の西村厩舎は現在29勝を挙げ、リーディングでトップ10入り。6~8月には15勝をマーク。菊本助手も「この勢いに乗りたい」と意気込む。「引っ掛かる馬じゃないし、立ち回りのうまさを生かせれば。ここで権利を獲れれば、次にもつながる」と期待を持って送り出す。優先出走権が与えられる3着以内に入れば、G1タイトルへの夢も膨らむ。今年も東上する関西馬から目が離せない。