【京成杯AH】グルーヴィット加速!鞍上・松山のステッキに反応してラスト12秒1
2019年09月05日 05:30
競馬
「CWコースだと動かない。1週前は物足りない動きでしたが、今日は凄く良かった。指示通りに馬の状態を見ながら、最後は馬なりでも、いい動きでした」
1週前追い切りも松山が騎乗してCWコースで併せ馬。6F83秒0~1F12秒9をマークして、しっかりと負荷をかけた。松永幹師も納得の表情を浮かべる。
「併せ馬で楽に上がってきていい動きでしたね。ジョッキーも“無理をしていない”と言ってくれました」
中京記念は緩い馬場を気にして手応えはいまひとつ。それでもトップギアに入ると、上がり3F34秒6の末脚で重賞タイトルを手にした。トレーナーは「前走は馬場が影響してズブくなっても力を示してくれた。モタれる面もマシになった。休養前よりも幅が出て、パワフルになっています」と成長ぶりに目を細める。
06年にスタートしたサマーシリーズ(マイルは12年から施行)の全てのカテゴリーで、3歳チャンプは誕生していない。中京記念に続いて、ここを勝てば3歳馬初のサマーシリーズ王者に輝く。鞍上、トレーナーともに「勝ってチャンピオンを獲りたい」と気合は十分だ。まだまだ伸びゆく3歳馬。重賞連勝を飾り、名実ともに名マイラーの座へと上り詰めていく。