【オールカマー】松岡自信!充実ブライト「完成の域」
2019年09月19日 05:30
競馬
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優勝劣敗の世界。負ければ乗り代わりが当然の時代にあって、ブライトと松岡のコンビ継続は昭和の薫りすら感じさせる。「次はデットーリって言われても不思議はない。そういう中でずっと乗せ続けてくれたオーナーと調教師には感謝の気持ちしかない。馬への思い入れはもちろんだけど、今は何とか恩返しがしたい。その気持ちが強い」。勝って歓喜を分かち合い、負けたレースで学び、調教でコミュニケーションを取りながら、人馬共に成長した姿を見てもらいたい。松岡の言葉に力がこもった。
「レースには課題はなくなった。リズムよく普通に走れば、どんな競馬にも対応できる」。人馬で培った信頼は揺るぎないが、不安がないわけではない。「1F延びて2200メートルになるのはポイント。千八か二千なら絶対の自信があるが、このクラスになると適性距離が研ぎ澄まされてくるから」。課題も挙げた上で「それでも今のブライトならこなしてくれるはず」と期待する。
今後は天皇賞・秋(10月27日、東京)、そして暮れの香港C(12月8日、シャティン)へと向かうプランが有力。「今回が目標ではないし、年末まで時間がある。ここで仕上げすぎてもいけない」。あくまでステップと強調した上で「次のレースで取材が減らないよう頑張ります」と結んだ松岡。集大成の秋へ。決意の始動戦だ。