【前橋・寛仁親王牌】木暮 地元でタイトル奪取だ「一番気合が入る」 2019年10月11日 05:30 競輪 <前橋>自力勝負を選択した木暮 Photo By スポニチ もう機は熟した。木暮が地元で迎える8回目のG1で初タイトル奪取に挑む。「この大会(地元G1)が一番気合が入る。冷静に走りたい」。細い目を見開いて自分に言い聞かせるように話した。 悲願へのスタートは自力で歩みだす。初日特選11Rは太田に任せるか、宿口にマークするか、自力で組み立てるか。3つの選択肢があったが「太田君についてもいいが、それだとヤっさん(木暮)が今までやってきたことが崩れる」と宿口。この助言で木暮の闘争心にスイッチが入り「俺が前々に踏んでいいか?」。眼光鋭く前回りを決意した。 前走で試した新車に見切りをつけ走り慣れたフレームに乗り換える。「セッティングを含めて全部戻す。感覚をつかみたいし自分が納得するように」。台風19号の影響による中止、順延で5日間の長丁場。2日目の“水入り”を前に、木暮らしい走りで勝ちにいく。