【菊花賞】ルークス進化!福永初コンビもきょうだい熟知「最後に脚を使う形がいい」
2019年10月17日 05:30
競馬
「良かった。今日はリードホース(ジャンダルム)についていって、最後の1Fで併せる形。“体を使わせて走らせてほしい”との指示だった。乗りやすいし、操作性がいい」
――イメージはつかめた?
「この馬の兄や姉は乗っているので…。上と比べてどんな感じかなと思って乗っていた。サイズは違うけど、やっぱりいい馬。(姉の)タッチングスピーチは3歳の夏を境に馬が成長した。(兄の)ムーヴザワールドも早く引退する形にはなったけど(4歳2月の琵琶湖特別1着で)本当にいい馬になってくれた。これから重賞でも…と思うぐらいに良くなった。成長力がある血統だと思う」
――どんな乗り方が理想か。
「きょうだいはいずれも最後いい脚を使える馬だった。過去には前にも行ったことがあるし、楽にポジションが取れるようならいいけど、無理に取りにいくのはどうかな。道中はこの馬のリズムで走らせ、最後に脚を使う形がいいと思う」
――初めての3000メートルの長丁場。
「距離は心配しても仕方がない。そもそも、3000メートルを走ったことがある馬が一頭もいないのだから。(福永自身が騎乗し、中距離色が濃かった)リアルスティールも2着(15年)に来ている。菊花賞もスタミナ勝負の様相が強かった昔とはイメージが変わってきている。やっぱり、瞬発力は大事。ディープインパクトの子が毎年、上位に来ているレース。血統もあるけど、操作性の高さは重要になってくる」
――菊花賞は枠順も鍵といわれる。
「その時の傾向にもよるけど…。京都の外回りはスローペースになってしまうと、内々を通る馬しか来ない傾向にある。今年のメンバー、ハイペースにはならないでしょう。そうなると、外をずっと回されたらつらい。エピファネイアで勝った時は(3番枠で)内々をうまく回れた感じだった。(15年優勝の)キタサンブラックもそんなイメージ。なので内枠希望としておきます」
――チャンスはある?
「この馬もひと夏を越して、良くなっているようなので。その辺の成長曲線がこの血統の良さ。460キロ台でも大きく見せるし、重厚感がある。性格もいい。楽しみは持っています」