【フェアリーS】カナ闘魂全開走!単走でもメラッ5F67秒0
2020年01月10日 05:30
競馬
見守った高橋祥師は「先週、併せてやっているから、あれくらいでいいかな。単走だけど良かった」と納得。全3戦に騎乗してきた柴田大も「思っていたより遅い時計になったけど、がつがつハミを取った感じでなくリラックスしながらの時計。内容は良かった」と充実感を漂わせた。
7月の新馬戦は鮮やかな逃げ切り。柴田大が後続を確認する余裕があった。2戦目は中団でレースを進めるも折り合わず7着。前走・ひいらぎ賞は再度、スピードを生かす競馬。2番手から早めに先頭に立ち、そのまま押し切った。ディープインパクト産駒らしくバネが利いた走りが特長だ。
可愛い馬名とは裏腹に内に秘めた闘志は負けない。育成牧場時代からファイトをむき出しにたっぷりと乗り込んだ。「ウチの厩舎に来る前から稽古を積まれていて、(トレセンに来た)最初からやる気十分だった」と指揮官は話す。競馬に対しても前向きそのもの。「前走は後ろから来られて、自分も頑張ろう、前に行こうというところを見せた。そこは買えるところじゃないかな」。あふれる闘志は競走馬にとって最重要の要素。この恵まれた才能を高橋祥師は高く評価する。
柴田大はこう語る。「しっかり調教できているので、いい状態でレースを迎えられる。逃げにはこだわらないが折り合いをつけたい」。みなぎるファイトをうまく制御できた時…。重賞制覇のゴールが待っている。