【オークス】ウーマンズ 西浦厩舎“先輩”の背中追いかけ大舞台へ

2020年05月22日 05:30

競馬

【オークス】ウーマンズ 西浦厩舎“先輩”の背中追いかけ大舞台へ
ウーマンズハートを優しく見つめる西浦勝一調教師 Photo By 提供写真
 【G1ドキュメント・栗東=21日】今年のオークスは無敗対決が見どころの一つ。昨秋の新馬戦から3連勝中の桜花賞馬デアリングタクトが存在感を放っている。アブレイズ、デゼルもまだキャリア2戦とはいえ連勝中。柏原はレース当日が待ち遠しくて仕方ない。
 無敗オークス馬と言えば06年カワカミプリンセスが印象に残っている。新馬、君子蘭賞、スイートピーSと3連勝で本番へ。当時ジョッキーの本田師が「この馬に関しては枠順も馬場状態も気にならない。どんなレースでもできるし、根性もある」と自信たっぷりだったのが懐かしい。迷わず◎を打ったが2着フサイチパンドラ、3着アサヒライジングが痛恨の無印。あの年は東京に出張していた。フトコロ具合は悪くなったがレース後、勝った西浦師や本田師、厩舎スタッフらと喜びを分かち合えたのは思い出になっている。

 かつてカワカミプリンセスの担当スタッフを務めた深川助手は「前世が恐竜じゃないかと思うくらい激しい気性。担当させてもらって自分の中で引き出しが増えました」と振り返る。当時トレセン5年目の若きホースマンにとってG1・2勝馬との日々は財産になった。あれから14年。現在、担当しているウーマンズハートで厩舎(西浦師が来年2月末で定年引退)のラスト・オークスに参戦する。昨夏、新潟のデビュー2戦(新馬→2歳S連勝)が強烈なインパクト。その後はうまくかみ合っていないだけ。重馬場に泣いた前走・桜花賞16着は度外視していい。「雰囲気はいいし、心身ともに充実。脚をためて最後どれだけ伸びるか。そんな競馬になると思います」とイメージ。厩舎の偉大な先輩の背中を追いかけ、樫の大舞台に立つ。

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