【英・エクリプスS】ディアドラ 5着完敗…好位で運ぶも休み明けで反応鈍く
2020年07月06日 05:30
競馬
日本からレースを見守った橋田師は「バテていないが、現地からの話によると4角を回ってガイヤースがペースを上げてエネイブルが外から上がってきたときに反応が鈍かった。休み明けはいつも反応が鈍くなるので」と敗因を分析した。
だが、ディアドラにも収穫はあったに違いない。陣営が20年の大目標に置いたのは凱旋門賞(10月4日、パリロンシャン)。そこから逆算してのエクリプスS参戦だった。橋田師は「サンダウン競馬場は小さな起伏がたくさんあって、パリロンシャンと似ているから」と理由を説明。今回は7頭立てとなったが、凱旋門賞でも有力視される強力ライバル勢がズラリ。倒すべき敵の実力を肌で知れた経験は大きい。
近年、日本馬は毎年のように凱旋門賞に遠征していたが、今年はディアドラ以外の出走はない見込み。この後はもう一戦どこかを使ってから、本番へ向かう予定。「次はもう少し(差を)縮められるのでは」と師。この日の敗戦を糧に、日本競馬の悲願成就に挑む。