【プロキオンS】ド迫力エナジー!JRA重賞初Vへ一気に加速で半馬身先着
2020年07月10日 05:30
競馬
「自分の形に持ち込めれば強い。いかにモマれないポジションを取れるか。それが重要になる。ある程度のペースで流れても簡単に止まらないし、後続に脚を使わせる形が理想だね」
昨年は5度の地方遠征。3月の黒船賞(高知)で3度目の交流重賞制覇を飾ったものの、その後は思うような結果を残せなかった。しかし今年は2勝、2着1回、3着1回と絶好調。和田は「元々いい馬だったけど、最近は馬自身が自信を取り戻せた感じかな」と伝える。過去に500万(現1勝クラス)から準オープンまで3連勝。地方重賞を2連勝など、一度波に乗れば勢いは増すばかり。無双モードへと突入する。
「ポテンシャルは高いし、時計勝負は問題ない。あとは坂を登り切って、最後まで粘れるか。自信を持って乗りたい」
昨年のプロキオンSは2番手をスムーズに立ち回ったが、直線で勝ち馬アルクトスに割り込まれる不利。大きく減速して9着に敗れた。能力さえ出し切れば今年は違う姿を見せられるはず。北出師は「昨年は不利が響いた。今後のために何とか賞金を加算したい」と力を込めた。初のJRA重賞制覇へ。全10勝中7勝を挙げるベストの1400メートルで他馬を完封する。