【アイビスSD】ライオンボス、ギア入れず併入で予定の鈍行便 和田正師「いつものパターン」
2020年07月23日 05:30
競馬
和田正師は「負荷をかけるよりは、前に馬を置いてしっかり捉えにいく感じ。手応えは良かったし、これで気持ちもしっかり入ったと思う」と説明した。昨年の最終追いもポリトラックで行ったが、当時は5F69秒1~1F11秒8。今年は明らかに遅い。それでも師は「あまり高ぶり過ぎてもと思うし、集中力があって動きは良かった。いつものパターンだし、これで態勢は整うと思う」と“予定通り”を強調した。
トップハンデの57・5キロを克服して勝った前走の韋駄天Sの最終追いは、ポリトラックで5F73秒1~1F12秒9。今回の調教に近い。いつものようにハナを奪えなかったが、2番手から差し切った。「ひるむことなくしっかり走っていた。以前はモロいところがあったが、その辺は成長している。戦略の幅が出たのは大きい」と師。番手からの競馬を意識したため、タイムよりも「しっかり捉えにいく」調教になったのだろう。
千直は5戦4勝と抜群の相性を誇る。千直5勝目となれば歴代単独トップ。アイビスSD連覇ならカノヤザクラ(08、09年)、ベルカント(15、16年)に続き3頭目の偉業達成になる。“千直の王”ライオンが本気で吠えるのは美浦ではない。新潟の直線だ。