【新潟2歳S】ショックアクション“急襲”快勝!ゴドルフィン軍団ワンツー決めた

2020年08月31日 05:30

競馬

【新潟2歳S】ショックアクション“急襲”快勝!ゴドルフィン軍団ワンツー決めた
新潟2歳Sを制した戸崎騎乗のショックアクション(右)=撮影・郡司 修 Photo By スポニチ
 ゴドルフィン軍団の夏祭りだ。「第40回新潟2歳S」が30日、新潟競馬場で行われ、戸崎圭太(40)騎乗、アイルランド産の(外)ショックアクションが直線で抜け出して快勝。2着にゴドルフィンのブルーシンフォニーが入り、昨年優勝のウーマンズハートに続き、青い勝負服が新潟のターフを席巻した。
 ゴドルフィンの青い勝負服に身を包んだ戸崎が満足そうな笑みを浮かべながら検量室に引き揚げてくる。「関屋記念(サトノアーサー)に続く重賞制覇?馬のおかげ。しっかり走ってくれて感謝したい」。英語で急襲(ショックアクション)と命名された2歳牡馬に手柄を譲った。

 直線残り250メートル。先行勢を急襲して先頭に立つ。追いすがるブルーシンフォニー。同じ勝負服2頭の攻防は1馬身3/4差でショックアクションに軍配。昨年の優勝馬ウーマンズハートに続くゴドルフィンのV2だ。

 「先頭に立っても遊ばずしっかり上手に走れていた。レースセンスがいいし先々楽しみです」と初コンビの戸崎。傍らでは大久保師が完成度の高さを強調した。「掛からないし物見もしない。調教を積んでも筋肉が硬くならない。さすがに緩さは残っているが2歳夏としてはとても完成度が高い」。レース直後、オーナーに電話で優勝報告。「年末のマイルの大きいところ(朝日杯FS=12月20日、阪神)を目標にしたい。年末に向けて頑張ってと言われました」と続けた。

 早くも目標のG1を掲げられるほどの完成度。その原動力がダーレー・ジャパンの育成場「ダーレー・キャッスルパーク」(北海道日高町)に18年12月に完成した坂路コースだ。全長1200メートル(勾配約4%)は美浦、栗東トレセンをしのぐ規模。このコースで調教を重ねた最初の世代(現3歳)からウーマンズハート、ダーリントンホール(共同通信杯)が誕生した。ショックアクションも育成時代に利用。「坂路だけではなく充実したスタッフやカイバの改良などが複合して強い馬づくりに役立っています」と語るのがダーレー・ジャパンのハリー・スウィーニィ代表取締役。青い勝負服の大攻勢。秋のG1でも目が離せない。

 ◆ショックアクション 父グレンイーグルス 母リセットインブルー(母の父ファストネットロック)牡2歳 栗東・大久保厩舎所属 馬主・ゴドルフィン 生産地・アイルランド 戦績3戦2勝 総獲得賞金3828万5000円。

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