古川奈穂さん&永島まなみさん、菜七子に続け!ニューなでしこ開花間近、来年3月デビューへ成長中
2020年09月25日 05:30
競馬
競馬サークルに関係者はいないが実習先は2冠馬コントレイルを擁する矢作厩舎。同門の先輩・坂井瑠星が身近な手本だ。「優しいですけど競馬に関しては厳しく指導していただいています」と笑顔。何より厩舎の実力馬たちとのコミュニケーションが最大の財産だ。「リスグラシューは乗り運動に乗せていただき凄い馬だなと思った」。名門で鍛えられた少女は確かな成長を示した。
強い雨が落ち始めた2R。ヤマタケピースフル(セン3)に騎乗した永島候補生が登場。4角は大きく離れた外を回り、直線勝負。男子顔負けのアクションで追いだすと一番の伸びで4着まで追い上げた。「3角で内に入れば、もう少し前に迫れた。後ろからでも展開を読んでスムーズな競馬ができるように心がけたい」と悔しがった。
父は園田で騎手として活躍した永島太郎調教師。競馬一家で育ち「父の姿を見てかっこいいと思って騎手を目指した」と語る。今後も模擬レースを重ね、ウイークポイントと向き合っていく、2人のなでしこ。無事に2月の卒業を迎えれば菜七子以来となる5年ぶりの女性騎手誕生だ。
【最後の半年は実戦練習】競馬学校騎手課程の生徒は4月入学から約1年半、基礎課程を履修。その後は約1年間、東西トレセンに配属され、調教師の指導の下、調教技術などを磨く。最後の半年間は10回近く模擬レースを重ね、実戦的な感覚を身につける。女性の後輩について菜七子は「私は私でしっかりとレースに乗り、結果的に目標にしてもらえるようになりたい。負けないように頑張るだけ」と語っている。