土曜東京メイン「第9回アルテミスS」(31日)の追い切りが行われた。唯一の重賞勝ち馬として主役を務めるソダシ(牝2=須貝)は、吉田隼を背に坂路へ。気合を乗せる意図でダンサール(5歳3勝クラス)に追いかけられる形をとったが終始馬なり。4F54秒7~1F12秒7の時計を確認した須貝師は、「バッチリ。先週のCWが凄い動きだったし、今週はこれでいい」と満足顔。
手綱をとった吉田隼も仕上がりに太鼓判を押す。その上でポイントに挙げたのはレースの流れだ。「跳びが大きいから、スローのヨーイドンは嫌ですね。仮にそうなるなら早めに踏むイメージ。自分から競馬をつくることになると思います」と明かし、真っ向勝負を誓った。長距離輸送、広い東京替わり、さらに1Fの距離短縮と初物尽くしの一戦だが、ここはクリアできれば、2歳女王の座がハッキリと見えてくる。