【小倉・競輪祭】郡司 悲願の初G1制覇!父・盛夫さんにも感謝「練習に付き合ってくれた」
2020年11月24日 05:30
競輪
先頭を託した同県後輩の松井が打鐘前からハイピッチの先行。郡司は2コーナーから踏み込むが、自力に転じた平原が物凄い勢いで迫る。粘る郡司、詰め寄る平原。「正直、後ろに誰がいるか分かっていなかった」。無我夢中でペダルを踏み込み、最後は執念で1/2輪差振り切った。
元選手で父であり師匠でもある盛夫さん(神奈川、50期)とデビュー前から二人三脚。親子鷹で一流選手への階段を駆け上がった。「親父を超えるにはG1を獲らなきゃと思っていた。親父も練習に付き合ってくれたから」。30歳の孝行息子は感謝を忘れなかった。
これで年末の地元平塚グランプリへ、タイトルホルダーとして出場する。「欲しくて欲しくてたまらなかったG1タイトル。獲って出るのと獲らないのでは全然違う。昨年のグランプリは出るだけだったが今年は獲りにいく」。一歩一歩スターダムへの道を歩んだ“ハマのプリンス”。誇らしげに胸を張った。
◆郡司 浩平(ぐんじ・こうへい)1990年(平2)9月4日生まれ、神奈川県横浜市出身の30歳。市立横浜商高卒。11年1月プロデビュー。通算760戦256勝。通算取得賞金は3億8186万円。主な優勝は第1回ウィナーズC(17年)、第35回共同通信社杯(19年)、第62回競輪祭(20年)。趣味は音楽鑑賞、ドライブ。1メートル67、80キロ。血液型A。