【ホープフルS】オーソクレース、無傷3連勝Vへド迫力!久保田師「いい動き」
2020年12月24日 05:30
競馬
母マリアライトも久保田師が管理し15年エリザベス女王杯、16年宝塚記念とG1・2勝。師は偉大な母と比べ「母はピリピリした性格だったが、この馬はマイペース。母はカイバを食べず繊細な面があったが、そういうこともない」と評する。初戦、2戦目のアイビーSと発馬でワンテンポ遅れたが「決してスタートが下手なわけではなく、まだ集中していないだけ。周囲の馬に気を取られている間に、ゲートを切られている感じ」と分析。前走は首差の辛勝だったが「抜け出してフワッとする分、差を詰められた。まだ競馬が分かっていない」。未完成ゆえの弱点も、きっちり把握している。
馬体も一戦ごとに成長。師は「使うごとにメリハリがついて、競走馬っぽい体になってきた」と目を細める。3連勝でG1制覇なら一躍、来春のクラシック候補に。トレーナーは「そうなったら馬より自分が硬くなっちゃいますね」と冗談めかしたが、すぐに表情を引き締めて続けた。「まだ本気で走っていない馬。強い相手に、もう一段ギアが上がった時にどんな走りをしてくれるか。来年に向けて楽しみにしているレース。本気の走りを見てみたいね」と意気込む。昨年はコントレイルが3戦無敗で制し、無敗3冠へのステップとした縁起のいい舞台。年間最多となるG1・9勝目を目指すルメールを背に、来春へさらなる飛躍を目指す。