【ドバイシーマC】クロノジェネシス、14年ジェンティルドンナ以来の日本馬V目指す
2021年03月26日 05:30
競馬
調整も順調に運んでいる。過去13戦、全ての手綱を取ってきた北村友一(34)は改めてこの馬の気持ちの強さに驚いた。「初めての航空機輸送。にもかかわらず、いい状態で持ってくることができた。この馬のタフさ、メンタルの強さを実感する。凄いと思う」。23日にはメイダン芝コースで追い切りを行った。北村友を背に3角から徐々にスピードアップ。直線ではメイダンの芝でどんなフットワークを見せるか、その確認に主眼を置いた。
「そんなに強い負荷はいらない。リラックスして体を使えるように。もっとクッションの利いた芝かと思ったら想像よりも硬かった。地盤がしっかりしている感じ。芝はいいコンディションで、この硬さはクロノジェネシスにとって問題ない」(北村友)。芝にしっかりフィットして、まずは一安心だ。厩舎に戻ってからも穏やかでリラックスムードだという。「私自身も初めての海外。クロノジェネシスと初めて同士、頑張りたい」。ハートの強いコンビ。栄冠を期待していいはずだ。