【高松宮記念】G1で実現!金浜父子担当馬対決
2021年03月26日 05:30
競馬
「苦しい時期もあったと思うが、調教助手として息子もキャリアを重ね、技術が上がってきた。もう僕が教えることはないだろうね。ただ、レースとなれば簡単に負ける訳にはいかない。G1は甘くないぞ、と言うことを教えてあげます」
常に明るく、サービス精神旺盛の父と違って息子はちょっぴり人見知り。充志助手は「こんな機会はめったにないので、なんて言えばいいのか…」と照れることしきり。前評判は父が担当するレシステンシアが上だが、日曜中京は雨予報。馬場状態は充志助手の担当する道悪巧者ライトオンキューに味方する。「パワータイプで馬場が荒れるのは歓迎。相変わらず坂路でいい動きを見せているし、仕上がりはいい。リズムを崩さずに走れれば、G1でも楽しみです」。そんな充志助手は昨年、結婚して12月に子供が生まれた。祖父となった裕之厩務員は「孫がかわいすぎる。写真を見ることが毎日の楽しみ。仕事ではG1馬を担当させてもらっているし、とにかく今は幸せいっぱい」と目尻を下げた。公私ともに充実している“金浜父子”がG1を盛り上げる。