【ダービー卿CT】テルツェット、マイル無傷4連勝&初重賞V!ミルコ「気持ちいい」
2021年04月04日 05:30
競馬
好騎乗が光った。人馬は初コンビ。「これまでのレースを勉強して準備していた」。課題のスタートを決め、中団後ろの好位置を確保した。前半5F57秒1のハイラップを刻む先行馬を見ながら末脚温存。「馬を信じていた。想像通りの瞬発力だった」。4角でスムーズに外に出れば、あとは独壇場。直線一気の2着カテドラルに1馬身差をつける完勝だ。
和田正師は愛馬の成長力に目を見張る。「いい筋肉がついて競馬への集中力が増した。ゲートも落ち着いていた」。馬の状態次第だが、次はヴィクトリアマイル(5月16日、東京)が視野に入る。6戦5勝。マイルでは無傷の4連勝。底知れない新星が現れた。
◆テルツェット 父ディープインパクト 母ラッドルチェンド(母の父デインヒルダンサー)17年4月20日生まれ 牝4歳 美浦・和田正厩舎所属 馬主・シルクレーシング 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績6戦5勝 総獲得賞金9381万6000円。馬名の由来は三重奏、三重唱(音楽用語)。本馬が母の3番目の子供であることからの連想。