【QE2世C】「馬場適正より距離適性」中距離なら日本馬最強
2021年04月23日 05:30
競馬
そういう意味で香港のスプリントG1の勝ち馬に地元馬の名がズラリと並ぶのも当然だ。しかし、そこに風穴をあけたのがロードカナロアだ。2012、13年と香港スプリント(G1)を連覇したのは正直、驚き以外の何ものでもなかった。
そして、その産駒で同じ安田隆行厩舎のダノンスマッシュが昨年、香港スプリントで父子制覇を果たし、今週末のチェアマンズスプリントに挑戦するため再び香港入りした。「お父さん同様、晩成という感じで今が一番絶好調です」と安田隆師。大いに期待できるが、同様に期待したいのはQE2世C(G1)に臨むデアリングタクトやグローリーヴェイズなど4頭の日本勢。過去にはウインブライト、ネオリアリズム、ルーラーシップがこの競走を勝ち、エイシンヒカリやシャドウゲイトらも海外でG1制覇。彼らに共通しているのは日本国内ではG1勝ちがない点。中距離では日本馬が最強ということだろう。(フリーライター)