【平和島トーキョー・ベイ・カップ】栗城 G1初優出V!重圧に勝ち涙、来春クラシック出場権獲得

2021年05月21日 05:30

ボートレース

【平和島トーキョー・ベイ・カップ】栗城 G1初優出V!重圧に勝ち涙、来春クラシック出場権獲得
平和島G1トーキョー・ベイ・カップの優勝インタビューで涙を流す栗城 Photo By スポニチ
 ボートレース平和島のG1「開設67周年記念トーキョー・ベイ・カップ」は20日、優勝戦が行われた。1号艇の栗城匠(25=東京)が逃げてG1初優出初制覇を達成。優勝賞金1000万円とともに、来年のSGクラシック(3月16~21日、大村)の出場権を獲得した。
 インタビューの最中、普段は感情を表に出さない栗城の目から涙があふれ出した。理由をうまく答えることができない。ただ感謝の気持ちだけは確かなものだった。「多くの方々に声を掛けてもらった。全ての人の気持ちがうれしかった」

 得点率1位で予選を通過。準優を危なげなく逃げて迎えた優勝戦当日。初めてのG1ファイナルで1号艇。経験したことのない重圧に襲われた。「あまり眠れなかった。心臓がしめつけられるような感覚がした。心が折れそうになったが、思いついたことは全てやろうと思った」。不安を一つずつ取り除くように、調整に没頭した。そして得た自信。「強い気持ちでレースができた。舟足も優勝戦が一番良かった」。そう振り返るように、インからコンマ06のトップスタートを決めて危なげなく1Mを先制。王道Vを完遂させ、見事に主役を演じ切った。

 この優勝で来年3月に行われるクラシックの出場権を獲得。もちろん今年中のSGデビューの可能性も広がった。「選手になる前からグランプリを獲ることが目標だった。これで一歩前進できたかな」。東京支部に現れた新星から目が離せない。

 【次走】優勝した栗城匠、中野次郎、山田哲也は28日からの多摩川G3企業杯に出場し、前本泰和、坪井康晴、宮之原輝紀らと激突する。今垣光太郎、徳増秀樹、深谷知博は25日からの若松SGボートレースオールスターで松井繁、峰竜太、平高奈菜、大山千広らと対決する。

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