【平和島トーキョー・ベイ・カップ】栗城 G1初優出V!重圧に勝ち涙、来春クラシック出場権獲得
2021年05月21日 05:30
ボートレース
得点率1位で予選を通過。準優を危なげなく逃げて迎えた優勝戦当日。初めてのG1ファイナルで1号艇。経験したことのない重圧に襲われた。「あまり眠れなかった。心臓がしめつけられるような感覚がした。心が折れそうになったが、思いついたことは全てやろうと思った」。不安を一つずつ取り除くように、調整に没頭した。そして得た自信。「強い気持ちでレースができた。舟足も優勝戦が一番良かった」。そう振り返るように、インからコンマ06のトップスタートを決めて危なげなく1Mを先制。王道Vを完遂させ、見事に主役を演じ切った。
この優勝で来年3月に行われるクラシックの出場権を獲得。もちろん今年中のSGデビューの可能性も広がった。「選手になる前からグランプリを獲ることが目標だった。これで一歩前進できたかな」。東京支部に現れた新星から目が離せない。
【次走】優勝した栗城匠、中野次郎、山田哲也は28日からの多摩川G3企業杯に出場し、前本泰和、坪井康晴、宮之原輝紀らと激突する。今垣光太郎、徳増秀樹、深谷知博は25日からの若松SGボートレースオールスターで松井繁、峰竜太、平高奈菜、大山千広らと対決する。