【安田記念】サリオス 長め、強めに追われ巻き返し手応え 余裕残してラスト併入
2021年06月03日 05:30
競馬
1週前は石橋を背に2頭併せで直線では強め(5F67秒3~1F12秒0)。心肺機能は確認済みで、この日は課題の手前(軸脚)替えを重点的に確認した。「1回目の扶助では替えず、2回目で替えた。外に馬がいる中、しっかり替えたことは、この馬としては上出来」と納得だ。昨年の皐月賞は手前を替えないまま2着。だが、昨年秋の毎日王冠は直線でスパッと手前を替えて突き抜けた。
とはいえ100%の満足度ではない様子。重馬場の前走・大阪杯(5着)の影響が少なからず残る。「右トモ(後肢)の疲れを含め、完全に体のこなしがいい状態では帰厩しなかった。(手前替えは)体のこなし、右トモともリンクする。前走の前は1歩進んで良くなったが、今回は半歩後退したかなという感じ」。過去10年で、このレース3勝を挙げる指揮官の評価は厳しいが、手前を替えたことは事実。辛口は求めるレベルの高さゆえだろう。過去3勝のマイル。東京芝も【3・1・0・0】。4歳サリオスの巻き返しは十分可能と考えていい。