【鳴尾記念】ユニコーンライオン あっ逃驚く波乱劇!8番人気重賞初Vで3連単65万円超え

2021年06月06日 05:30

競馬

【鳴尾記念】ユニコーンライオン あっ逃驚く波乱劇!8番人気重賞初Vで3連単65万円超え
逃げ切りで鳴尾記念を制したユニコーンライオン(撮影・平嶋 理子)                                           Photo By スポニチ
 鮮やかな逃走劇で波乱を演じた。5日、中京競馬場で行われた「第74回鳴尾記念」は8番人気のユニコーンライオンが逃げ切り、5度目の重賞挑戦で待望の初タイトルを奪取した。
 五分のスタートを決めたユニコーンライオンは無理なくハナへ。前半1000メートルは62秒9と自分のリズム。3コーナー過ぎから徐々にピッチを上げ、直線に入った時は後続に3馬身のセーフティーリード。脚色は衰えるどころか、さらに差を広げ、そのまま押し切った。坂井が笑顔で振り返る。

 「ゲートは速かったですし、特に主張してくる馬もいなかったので前に。3コーナーから早めに動かしたけど、直線はしっかり反応していたし、あとは誰も来ないでと。結果を出せてうれしいです」

 先月の弥彦S(1着)でオープン入りした勢いに乗って連勝。一時はスランプに陥っていた素質馬が完全復活を遂げた。管理する矢作厩舎は節目となるJRA重賞50勝。矢作厩舎所属の鞍上は「少しは恩返しができました。オーナーのライオン(レースホース)さんもデビューからお世話になっていたので良かったです」と感謝を口にした。大きな賞金加算で選択肢の幅が広がった。ひと皮むけた5歳馬が、次のステージに向かう。

 ◆ユニコーンライオン 父ノーネイネヴァー 母ムラフカ(母の父ハイシャパラル)16年1月29日生まれ 牡5歳 栗東・矢作芳人厩舎所属 馬主・ライオンレースホース 生産者・愛国のデザートスターフェニックス社 戦績18戦5勝(重賞初勝利) 総獲得賞金1億1728万6000円。馬名の由来はイギリス王家の象徴。

おすすめテーマ

2021年06月06日のニュース

特集

ギャンブルのランキング

【楽天】オススメアイテム