立派な3着だ。3歳で唯一参戦したシュネルマイスター(牡3=手塚)は、先団直後の外めからしぶとく脚を伸ばし、勝ち馬から0秒1差の3着に食い込んだ。
昨年9月の新馬を制して以来、2回目の手綱だった横山武は「現状の持てる力は発揮できたと思う。まだ緩さがあるので成長の余地があるし、来年のこの時期が楽しみです」と納得の表情。手塚師も「一瞬、勝っちゃうかもと思ったぐらい。パフォーマンスとしては(勝った)NHKマイルCより上。価値ある3着だし、来年の安田記念を勝てるように頑張りたい」と愛馬を称えた。
10年ぶり2頭目となる3歳馬による勝利はならなかったが、今後のマイル界を背負って立つ存在になることは間違いない。