【新潟新馬戦】クランプ 堅実血統 全兄は新潟2歳Sなど重賞3勝ロードクエスト
2021年08月10日 05:30
競馬
クランプは先週5日、実戦でも騎乗予定の田辺を背にWコースを6F84秒2~1F12秒1(馬なり)で軽快に流した。410キロ台と体は大きくないが、バネに富んだ脚さばき。指揮官は「普通キャンターよりスピードに乗った時がいい動き。走りが軽い。きょうだいだとスティルネス(父ゴールドヘイロー、福島新馬1着→新潟2歳S3着)に似ている」と評価した。
ロードクエストが新潟2歳Sで重賞初制覇を飾った新潟。妹は内回り1400メートルが初陣となる。「将来的にはカイバ食いや体が大きくなってほしいという思いはありますが、実戦の芝は合うと思う。楽しみにしてます」と、きょうだい5頭目の“勝ち名乗り”を祈った。
《ロードクエスト 盛岡で復活白星》6歳上の全兄ロードクエスト(牡8)は今年2月の小倉大賞典10着後、大井の渡辺和雄厩舎に移籍。1日に盛岡で行われた重賞せきれい賞(芝2400メートル)で逃げ切りV。地方移籍2戦目で18年10月スワンS以来、2年9カ月ぶりの復活白星を飾った。小島師は「あの乗り方(逃げ)も良かったのでしょう。(NHKマイルC2着後の)ダービーではさすがにできなかったが、距離を延ばし、前に行く競馬は中央時代に少し考えたんです。活躍の場が見つかって良かった」と喜んだ。